猫ちゃんの呼吸器系は、生きていくためにとっても高度に専門化された場所で、ちょっとした異変が体全体の健康を左右しちゃうんです。
特に「プスプス」という鼻息の変化は、ちょっとした生理現象から、時には命に関わるような大きな病気のサインであることも。
この記事では、その仕組みからお家でできる対策まで、わかりやすくお話ししますね。
1. 猫の鼻息がプスプス言う理由

猫の鼻息がプスプス言う理由
猫ちゃんの鼻の中は狭いのですが、とっても複雑な『篩骨甲介(しこつこうかい)』という構造になっていて、吸い込んだ空気を温めたり、加湿したり、ゴミを濾過したりする高性能なフィルターになっているんです。
でも、この繊細な作りだからこそ、少しの変化で呼吸の音に大きな影響が出てしまうんですね。
猫の鼻腔内におけるプスプス乱流の発生とは
普通、猫ちゃんの呼吸は「層流」といって静かに流れているのですが、「プスプス」という音がするときは、どこかで空気が通りにくくなって乱流が起きている証拠なんです。
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分泌物による膜動振動:
鼻水が薄い膜のように鼻の中を覆ってしまうと、呼吸をするたびにその膜が震えたりパチンと弾けたりして、あの独特の音が出るんですね。 -
粘膜の腫れと狭窄:
炎症で鼻の粘膜が腫れると、空気が通る道が狭くなってしまいます。
道が狭くなると空気のスピードが上がって、その分、圧力が下がります。
この圧力の変化が周りの柔らかい組織を震わせて、音を大きくしちゃうんです。 -
生まれつきの形:
エキゾチックショートヘアちゃんなどの鼻が短い種類(短頭種)の子たちは、遺伝的に鼻の道が曲がっていたり短かったりするので、元気なときでも呼吸の音が聞こえやすい傾向があるんですよね。
猫の呼吸音の特徴とチェックポイント
| 音の感じ | 音がしている場所 | 考えられる状態 |
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高い音(ピーピー) |
鼻の入り口近く |
鼻の穴が狭い、軽い鼻水 |
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低い音(プスプス) |
鼻の真ん中あたり |
ネバネバした鼻水、粘膜の腫れ |
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湿った音(ブーブー) |
鼻の奥のほう |
慢性的な鼻炎、副鼻腔炎、鼻水が溜まっている |
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激しい吸い込み音(ググッ) |
のど・鼻の奥 |
逆くしゃみ、のどの組織が長い、ポリープ |
2. 猫の鼻息がプスプス言う主要な疾患と原因

猫の鼻息がプスプス言う主要な疾患と原因
感染症(猫ちゃん風邪)
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猫ちゃんウイルス性鼻気管炎(FHV-1):
ヘルペスウイルスが原因です。鼻の粘膜を傷つけてしまい、膿のような鼻水で鼻が詰まって「プスプス」鳴るようになるんです。 -
猫ちゃんカリシウイルス感染症(FCV):
鼻炎だけでなく、口内炎やベロの潰瘍ができることもあって、お口の痛みが鼻のほうまで影響して呼吸を苦しくさせちゃうんですね。 -
バイキンの二次感染:
ウイルスで弱ったところに細菌が入り込むと、鼻水がドロドロになって、もっと鼻が詰まりやすくなるんですよ。
腫瘍や異物による詰まり
特に高齢の猫ちゃんがずっと鼻を鳴らしているときは、ちょっと注意が必要なんです。
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鼻腔内リンパ腫:
猫ちゃんの鼻の中にできる腫瘍の中で一番多くて、物理的に空気の通り道を塞いでしまうんです。 -
腺癌・扁平上皮癌:
鼻の粘膜からできる悪性腫瘍で、周りの骨を壊してしまうこともあります。お鼻から血が出たり、お顔の形が変わったりすることもあるんですよ。 -
鼻の中の忘れ物(異物):
お外の草の種などを吸い込んでしまい、それが鼻の奥に留まって急に「プスプス」鳴り出すこともあります。
3. 猫のプスプス言う鼻息がもたらす影響とリスク

猫のプスプス言う鼻息がもたらす影響とリスク
猫ちゃんは「ニオイでごはんを判断する動物」なので、鼻のトラブルは食欲に直結しちゃうんです。
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ごはんがおいしくない:
鼻が詰まるとニオイがわからなくなって、ごはんを食べる意欲がなくなっちゃうんですね。 -
脂肪肝(肝リピドーシス)のリスク:
特にぽっちゃりした猫ちゃんが2〜3日ごはんを食べないと、肝臓に負担がかかって命に関わることもあるので、本当に気をつけてあげてください。 -
呼吸が苦しくなってきたサイン:
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一生懸命な呼吸: 胸やお腹を大きく動かして、苦しそうに息をする。
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チアノーゼ: ベロの色が紫っぽくなる(これはすぐに病院へ!)。
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呼吸が速い: 寝ているときに1分間で40回も60回も息をしているなら、心臓や肺が頑張りすぎているサインなんです。
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4. 猫のプスプス言う鼻息対策とお家の環境づくり

猫のプスプス言う鼻息対策とお家の環境づくり
猫ちゃんが楽に呼吸できるように、お家でサポートできることをまとめました。
| 対策のこと | してあげたいこと | うれしい効果 |
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湿度を整える |
加湿器で50%くらいに |
お鼻のバリアを守って、鼻水を柔らかくします |
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お顔のお掃除 |
ぬるま湯ガーゼで優しく拭く |
バイキンが増えるのを防いで、通りを良くします |
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刺激をなくす |
タバコ、香水、アロマを控える |
アレルギーや鼻への刺激を減らしてあげられます |
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ごはんの工夫 |
フードを人肌くらいに温める |
ニオイが立ちやすくなって、食欲を刺激します |
5. 猫のプスプス言う鼻息・・・いつ病院へ行くべきか

猫のプスプス言う鼻息・・・いつ病院へ行くべきか
飼い主さんが「病院に行ったほうがいいかな?」と迷ったときの目安です。
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ずっと続いているか:
寝ているときもずっと「プスプス」鳴っているなら、一度診てもらったほうが安心ですよね。 -
すぐに相談したい「レッドフラッグ」:
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お鼻の血: 腫瘍やひどい炎症の可能性があります。
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お顔の左右が違う: 鼻の奥で何かが骨を押し出しているかもしれません。
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片方だけ鼻水が出る: 異物や歯のトラブルが原因のこともあります。
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年齢で考えること:
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子猫ちゃん: 体力がなくてすぐに具合が悪くなっちゃうので、早めに対処してあげましょう。
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シニア猫ちゃん: 腫瘍や、他の持病が隠れていることが多いんです。「トシのせいかな」と済ませないであげてくださいね。
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気になる猫のプスプス鼻息のまとめ

気になる猫のプスプス鼻息のまとめ
猫ちゃんの鼻息が「プスプス」と言うのは、体からの大切なメッセージなんです。
鼻で息をするのが基本の猫ちゃんにとって、お鼻が通らないのは私たちが思う以上にストレスフルなことなんですよ。
普段から、猫ちゃんが元気なときの呼吸音を知っておくことがとっても大切です。
もし「あれ?」と思ったら、スマホでお鼻の音や様子を動画に撮って先生に見せてあげてくださいね。
それが、猫ちゃんを早く楽にしてあげるための、一番の近道になるんですよ。
