猫ちゃんと麦茶、その意外な関係とは?猫ちゃんの水分補給に麦茶はOK?知っておきたい安全性と注意点
猫ちゃんと麦茶、気になる関係性って?
猫ちゃんと麦茶・・・ん?なんか関係あるの?って思いますよね!でもね、これって意外と多くの飼い主さんが「どうなんだろう?」って気にしてるテーマなんです。
特に暑〜い季節になると、私たちが冷たい麦茶を飲んでるのを見て、愛猫がじーっと眺めてたり、「これなぁに?」って感じで匂いを嗅ぎに来たり、中にはペロって舐めてみようとする子もいるかも!
「うちの子にも、ちょっとだけ飲ませてあげていいのかな?」って、ふと頭をよぎること、ありませんか?大好きなねこちゃんに、安全に水分を摂ってもらうために、麦茶がねこちゃんにとってどういう飲み物なのか、大丈夫なのか、気をつけなきゃいけないことなんかを、しっかり見ていきましょう!
麦茶って猫ちゃんにあげてもOKなの?基本の安全性とカフェインの話!

猫に麦茶と緑茶とコーヒー?
ズバリ言っちゃうと、麦茶は基本的にねこちゃんにあげても大丈夫、って言われてるんです!なんでかっていうと、麦茶に入ってる主な成分がポイントなんです。麦茶って、コーヒーとか緑茶、紅茶みたいに、ねこちゃんに良くないカフェインやタンニンがほとんど入ってないんですよね。
でも、個人的にはあまりあげない方が良いと思ってます。その理由は、ミネラルが関係しているんですけど、以下で詳細を確認して、自分で判断してみてくださいね。
例えば、コーヒーや緑茶、紅茶にたっぷり入ってるカフェインは、ねこちゃんにとってはとっても危険なんです!ねこちゃんのカフェインを分解する力って、人間よりも低いから、ほんの少しでも心臓がドキドキしたり、興奮しちゃったり、震えちゃったり、吐いたり下痢したり、って重い症状が出ることがあるんですよ。
もっとたくさん摂っちゃうと、命にかかわることも!でも麦茶は、大麦を煎って作ってるから、カフェインなんてほとんど入ってないんです、ほぼゼロ!それから、お茶の渋み成分のタンニンも、たくさん摂るとお腹に負担がかかって、便秘や下痢の原因になることがあるんだけど、麦茶のタンニンは緑茶や紅茶に比べてめちゃくちゃ少ないから、ねこちゃんにあげる分には全然問題ないって考えられてます。
だから、カフェインで心配したり、タンニンでお腹壊したりする心配がないから、結構安心してあげられる飲み物の一つ、ってわけなんです!
麦茶の中身と猫ちゃんへの影響を、もうちょっと詳しく!
麦茶は、大麦を煎って抽出してるから、その中身はねこちゃんにとってかなり優しいんですよ。
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カフェインはどうなの?
さっきも言ったけど、麦茶にカフェインは入ってません!これが、麦茶がねこちゃんに安全だって言われる一番の理由ですね。カフェイン中毒の心配なしだから、安心してお水代わりにどうぞ、って感じです。逆に、コーヒーや紅茶は絶対にダメってことです! -
タンニンはどうなの?
緑茶とか紅茶と比べると、タンニンがすっごく少ないんです。だから、ねこちゃんがちょっとだけ飲んでも、お腹に悪い影響が出る可能性はほぼゼロ!お茶特有の渋みもあんまりないから、ねこちゃんも嫌がりにくいかもしれないですね。 -
ミネラルはどうなの?
ほんの少しだけど、麦茶にはカルシウムとかマグネシウム、カリウムみたいなミネラルが入ってます。これってねこちゃんの体には必要な栄養素なんだけど、摂りすぎちゃうと、また別の困ったことが起きる可能性もあるんです。特にねこちゃんの健康状態によっては、このちょっとのミネラルですら気をつけなきゃいけない場合もある、ってことを知っておくといいですよ。例えば、腎臓の病気を持ってるねこちゃんとか、特定の種類の尿路結石のリスクがあるねこちゃんには、ミネラルの摂取量をめっちゃ厳しく管理しなきゃいけないから、麦茶をあげるのはおすすめできません。
あとね、麦茶って人間用のジュースみたいに、お砂糖とか人工甘味料、変な添加物とかが一切入ってないってのも、ねこちゃんにあげる上での安心ポイントなんです。こういうのって、ねこちゃんにとっては消化不良とか太っちゃう原因になるし、最悪中毒になっちゃう可能性もあるから、無糖・無添加の麦茶ってすごく大切なんですよ。
気をつけて!ミネラルと猫ちゃんの尿路結石、もっと深掘り!
麦茶にちょっとだけ入ってるミネラルについて、ねこちゃんの健康、特に「おしっこの通り道」の健康を考える上でもうちょっと掘り下げてみましょう。
ねこちゃんって、体のつくりからして、尿路結石(おしっこに石ができちゃう病気)になりやすい動物として知られてるんです。尿路結石ってのは、おしっこに入ってるミネラル成分が結晶になって、膀胱とか尿道とかで石みたいに固まっちゃう病気で、ねこちゃんにとってはすごく痛いし、最悪おしっこが出なくなっちゃって命に関わる緊急事態になることもあるんですよ!

猫と尿路結石
麦茶のミネラルはわずかだけど、特にカルシウムとかマグネシウム、リンなんかのミネラルが、特定の尿路結石ができちゃうことに関わってる場合があるんです。ねこちゃんによく見られる尿路結石には、「ストルバイト結石」と「シュウ酸カルシウム結石」っていう2種類があります。ストルバイト結石は主にマグネシウムとかアンモニア、リン酸が原因でできて、おしっこがアルカリ性になるとできやすくなるんです。一方、シュウ酸カルシウム結石はカルシウムとシュウ酸が主な成分で、おしっこが酸性になるとできやすくなるって言われてますね。
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尿路結石になったことのあるねこちゃんは注意!
前に尿路結石になったことがあるねこちゃんとか、今おしっこの病気で治療中のねこちゃんには、麦茶は絶対にあげちゃダメ!こういうねこちゃんは、ほんの少しのミネラルでも、また石ができちゃったり、病気が悪くなっちゃったりするリスクが高まっちゃうんです。先生から「このごはんをあげてね」とか「このお水をあげてね」って言われてる場合は、それをしっかり守ることが何よりも大事ですよ。 -
ミネラル制限中のねこちゃんも注意!
先生から何らかの理由で「ミネラルは控えめにね」って言われてるねこちゃんにも、麦茶はあげないでくださいね。特に腎臓の病気があるねこちゃんは、腎臓の働きが弱ってるから、体の中のミネラルバランスをちゃんと保つのが難しいんです。いらないミネラルを摂っちゃうと、腎臓にさらに負担をかけちゃうことにもなりかねません。
元気なねこちゃんの場合でも、麦茶のミネラルはちょっぴりだから、麦茶を飲んだくらいで石ができちゃうほどたくさん飲むってことは考えにくい、って言われてます。でもね、リスクをゼロにするなら、やっぱり水分補給のメインは「新鮮なお水」ってことを忘れずに、麦茶は「ちょっとだけお試しで飲ませてみる」程度に留めるのが大切なんです。市販の麦茶の中には、味を良くしたり栄養をつけたりするために、ミネラルが足されてる商品もあるから、ねこちゃんにあげる可能性があるなら、必ず成分表示をしっかりチェックして、できれば「ミネラルゼロ」とか「赤ちゃん向け」って書いてある麦茶を選ぶと、もっと安心できますよ!
猫ちゃんって麦茶好きなの?反応はみんな違うよ!

猫は麦茶が好き?
ねこちゃんの中には、麦茶の香ばしい匂いや独特の風味に惹かれて、興味津々になる子もいるんです。これって、麦茶の原料である大麦が、ねこ草と同じイネ科の植物だから関係してるのかもね!ねこ草が大好きな子は、麦茶の匂いにも「なんか知ってる匂い!」って感じで親近感を覚えることもあるみたい。匂いを嗅いで、カップに鼻をくっつけて、嬉しそうにペロって舐めるねこちゃんもいれば、全く興味を示さずスルーする子、はたまた一瞬匂いを嗅いで「これじゃない!」って感じで去っていくねこちゃんもいます。
ねこちゃんの好みとか反応って、ホントにみんな違うから面白いですよね!ねこちゃんの五感、特に匂いを嗅ぐ力ってめちゃくちゃ鋭いから、人間が感じるよりもずっと複雑な香りの情報をキャッチしてるんですよ。麦茶の香ばしさが、あるねこちゃんにとっては好奇心を刺激する「新しい匂い」として映るのかもしれません。でもね、ねこちゃんが麦茶に興味を示したからって、それがねこちゃんにとって健康的とか、絶対必要って意味じゃないからね。もし麦茶を嫌がってるみたいだったら、無理にあげる必要は全然ありません!ねこちゃんの気持ちを尊重して、彼らが本当に求めてるものを見つけてあげることが大切ですよ。
猫ちゃんの水分補給で一番大事なことと、お水を飲んでもらう工夫!

猫ちゃんにはお水が一番
ねこちゃんの健康をしっかり守って、特に腎臓の病気とか尿路結石みたいなリスクを減らすために、一番大事なのは、いつも新鮮でキレイなお水をあげ続けることなんです!
ねこちゃんって、もともと砂漠にいた動物の子孫だから、あんまりお水を飲まない傾向があるんですよ。獲物から水分を摂ってたから、喉の渇きをあんまり感じない体質なんですって。
だからね、飼い主さんが「よし、お水たくさん飲んでもらおう!」って意識して工夫してあげるのが、ねこちゃんの健康管理にはすっごく重要になってくるんですよ。
じゃあ、ねこちゃんにお水をたくさん飲んでもらうための具体的な工夫をいくつか紹介しますね!
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お水飲み場を何ヶ所も置く
ねこちゃんがよくいる場所とか、ごはんを食べる場所、遊んでる場所とか、家の中にいくつかお水飲み場を置いてあげると、いつでもお水が飲める環境になるんです。特に、ねこちゃんがリラックスできる静かな場所を選ぶといいですよ。 -
お水飲み容器の素材や形を工夫する
プラスチックの容器って、匂いがつきやすくてねこちゃんが嫌がることがあるんです。陶器製とかガラス製、ステンレス製の容器は衛生的で匂いもつきにくいからおすすめ!あと、ねこちゃんのヒゲが当たらないように、口の広いお皿とか、ねこちゃんの飲みやすい高さの容器を選んであげるのも大事ですよ。 -
流れるお水が好きなら循環式給水器もアリ!
ねこちゃんの多くは、止まってるお水よりも、流れてる新鮮なお水の方が好きな傾向があるんです。循環式給水器は、いつもお水をグルグル回して、フィルターでキレイにしてくれるから、ねこちゃんの好奇心をくすぐって、お水をたくさん飲んでもらうのに効果が期待できますよ。 -
お水の鮮度を保つ
お水は毎日変えて、容器も定期的に洗ってキレイに保ちましょう!カルキ臭を嫌がるねこちゃんもいるから、一度沸騰させて冷ましたお水とか、ペット用の軟水(ミネラルが少ないお水)をあげるのもいい方法です。 -
ウェットフードを取り入れる
カリカリのドライフードよりも、水分がたっぷり入ってるウェットフードを食事に取り入れると、ごはんからも効率よく水分を摂らせてあげられます。総合栄養食のウェットフードをメインのごはんにするのも一つの手ですね。ちゅ〜る系のおやつは、水分補給としても優秀なので、うちではよくあげてますよ。 -
ごはんと水の場所を離す
ねこちゃんって、獲物の近くではお水を飲まないっていう野生の本能があるから、ごはんの場所とお水飲み場を離して設置すると、お水を飲む量が増えることがあるんですよ。
もしねこちゃんが、いつもよりお水を異常にたくさん飲んだり、逆に全然飲まなくなったりしたら、それは糖尿病とか腎臓病、甲状腺の病気、おしっこの感染症なんか、何らかの病気のサインかもしれないんです。あと、ぐったりしてるとか、ごはんを食べない、口の周りがカサカサしてる、皮膚をつまんで離しても元に戻りにくい(皮膚の弾力がない)みたいな脱水症状が見られたら、すぐに先生に相談してくださいね!早く気づいて早く治療してあげるのが、ねこちゃんの健康を守る上でとっても重要なんです。
麦茶を猫ちゃんにあげる時のポイントと注意点をもう一度チェック!

様子を見ながらあげましょう
もし愛猫が麦茶にすごく興味を示してて、先生にも「特に問題ないよ」って言われた場合にだけ、ちょっとだけあげてみたいって考える飼い主さんもいるかもしれません。そんな時は、以下の点をしっかり守って、めーっちゃ気をつけてあげることが、ねこちゃんの安全を守る上で絶対必要になりますよ!
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無糖・無添加の麦茶を選んでね!
人間用の麦茶の中には、甘味料(特にキシリトールとか、人工甘味料はねこちゃんにとってすっごく危ないから要注意です!)、香料、保存料なんかの添加物が入ってるものがあるんです。これらはねこちゃんにとって消化不良とかアレルギー、最悪中毒になっちゃう可能性もあるから、必ず成分表示をしっかりチェックして、「無糖」「無添加」「カフェインゼロ」って書いてあるもの、できれば赤ちゃん向けの麦茶を選ぶと、もっともっと安心できますよ! -
常温に近い温度であげてね!
冷たすぎる麦茶は、ねこちゃんの体を冷やしちゃって、お腹に負担をかける可能性があるんです。それに、ねこちゃんって冷たすぎるものあんまり好きじゃない傾向があるから。冷蔵庫から出してしばらく置いて、常温に近い温度であげるようにしてくださいね。 -
ほんの少しから試してみて!
初めて麦茶をあげる時は、ティースプーン一杯くらいのごくごく少量から試してみてください。ねこちゃんの体質は一匹一匹違うから、少しでも体調に変化がないか、よーく観察することが大切なんです。 -
あげた後の変化をよーく見ててね!
麦茶をあげた後、数時間から次の日にかけて、ねこちゃんの様子に何か変わったところがないか、注意深く観察しましょう。具体的には、下痢してないかな、吐いてないかな、ごはん食べないかな、元気ないかな、おしっこの回数や量が変わってないかな、おしっこするとき痛そうにしてないかな、みたいな症状がないかチェックしてくださいね。もし何かおかしいな、って感じたら、すぐに麦茶をあげるのをやめて、必要なら先生に相談してください! -
あくまで「ちょっとした水分補給」って感じで!
麦茶は、あくまでねこちゃんの水分補給の選択肢の一つであって、メインの飲み物じゃないんです。ねこちゃんにとって一番安全でベストな水分源は、いつも新鮮でキレイなお水だってことを忘れちゃダメですよ!麦茶は、ねこちゃんがお水をあんまり飲まない時の「ちょっとした工夫」として、ごく少量、一時的に試す程度に留めるべきです。絶対にお水の代わりに麦茶をあげ続ける、みたいなことはしないでくださいね。
これらの注意点をしっかり守って、大好きなねこちゃんの健康をいつも一番に考えて麦茶をあげてくださいね。もし少しでも不安があったら、かかりつけの先生に相談するのが一番賢い選択ですよ!
ミネラルのことも書きましたが、ねこちゃんがどうしても欲しそうにしてたら、少しくらいは影響ないので、あまり神経質にならず、ちょっとくらいはあげてもいいかもしないですね。
人間でもたまに健康に悪いと思ってもジャンクフード食べたくなりますもんね!